住宅の壁は、なんとなく汚れがつきにくい印象があるので、つい掃除を怠りがち。
けれど、築年数の古い住居になると、壁が黄ばんでいたり、なんとなくくすんだような感じになっていますよね。
壁は意外とホコリがつきやすい場所でもあるので、毎日ではなくても、定期的に掃除をしたほうがよいところです。
効率的にホコリを吸着
壁を掃除するのは2~3週間に1回で十分。
それも雑巾をかけるなどの手のかかることはせずに、はたきで軽くはたいてホコリを取るだけで、きれいな状態を保つことができます。
はたきを使用するときのポイントは、ナイロン製のはたきを使用すること。
布製よりもナイロン製のほうが静電気が起きやすいので、効率的にホコリを吸着させることができます。
使用する前にはたきを数回こすり合わせると静電気が起きます。
この状態で壁全体を軽くはたくと、壁に付着しているホコリがとれますので、これを繰り返しながら壁のホコリをはたきましょう。
ほこりがかなり多く、目に見えるくらいになってしまっているときは、はたきでは取りきれないので掃除機を使用してホコリを吸い取ってしまうほうが効率的です。
きれいな壁で新年をむかえる
新しい住居では、ビニール製の壁紙が多く使われています。
この壁紙は掃除がしやすいというメリットがあり、気軽に雑巾をかけたりすることができるので、年末の大掃除のときなどは雑巾がけをしてきれいな壁で新年を迎えましょう。
雑巾がけをするときは、住居用の洗剤を薄めたものを雑巾に直接スプレーし、その状態で壁を拭きます。
たばこをすっている場合も、濡れた雑巾を使用することで比較的簡単に汚れを落とすことができます。
ニコチンは水溶性ですので、水で落ちやすいのがメリットですが、あまりにしっかりとヤニがついてしまっているときは、拭いただけでは落としにくいので、洗剤を使用するとよいでしょう。
壁の種類によるお手入れ方法
余談ですが、部屋がヤニっぽい空気になっているときは、濡れたタオルを振り回すことで、ニコチンが塗れタオルに吸着し、空気がきれいになります。
ホコリの除去にも役立ちますので、冬場掃除をしたあとに空気が汚れているけれど、窓を開けるのはちょっと寒いというときに試してみてくださいね。
布製の壁紙や、しっくいの壁を掃除するときは、はたきを使用してください。
雑巾がけをすると逆に汚れがついてしまったり、しっくいが剥がれてしまいますので、はたきでやさしくホコリを取る程度にしておきましょう。
布製の場合は掃除機をかけることができますので、ホコリがひどいときは掃除機で吸ってもOKです。